魅力発見会議は
神奈川では毎月開催しているマインドマップ式グループワークのことで、2014年4月からスタートして今に至ります。

実施するにあたっての経緯はこちらに書いてありますが、続けてみて感じていることがあるので、そのことについて今回はまとめておきます。


まとめるにあたって、テーマは大きく分けて以下の3点あります。

1.感じると考えるのバランスを整えていく
2.自分の得意な表現方法を知る
3.相手を通して自分の魅力を感じる

 

1.感じると考えるのバランスを整えていく

まず最初のテーマについてですが、
そもそもみなさんは「感じる」「考える」の区別はできていますか?

言葉的な意味はもちろんご存知かと思います。

しかし、
お伝えしていてぼく自身が感じていることは
両者を分かっていて使い分けれている人はほとんどいない
ということです。

そう感じた体験談が全国どこいっても感じることができるのも、そもそもぼく自身が両者を分かっていて使い分けようともしていなかった過去があるかもしれません。


では、なぜ両者を使い分けることができないのでしょうか?

また、使い分けることができないことによって、どんなことが起きるのでしょうか?


まず、両者を使い分けることができないのは、
単純に「感じる」「考える」違いが分かっていないからです。

もちろん言葉の意味としてではなく、実践レベルという意味で。

だから、当然
「感じるままに表現してみてください」と言われても、
考えてみてください」と言われても、
両者の違いがわからずにどっちつかずのままフリーズしてしまうのです。


そして、
両者の使い分けができているかどうかが、マインドマップを描いているときや、それをシェアやフィードバックしているときに如実にただ現れやすいのです。

どんな形で現れるかというと、
感じることなく考えてしまっていることによる弊害という形で現れるケース
が一番多いです。

たとえば、
ある地域で魅力発見会議を実践したときに、ゲストだった女性Aさんが最近とても大切な方を亡くされたばかりでした。

話を聴いている限りでも、ただ悲しんでいるばかりではなく、その上で自分は今後どうしたいかを真剣に向き合うとされていることが伝わってきました。
ところが、そのとき一緒に受講されていた他のみなさんは今のAさんを感じようともせず、これまでのAさんの話ばかりされていて、

Bさん「Aさんってこうだよね!」
Cさん「そうそう!だから、こういう方が良いよね!」
Dさん「うんうん、そう私も思う!」
Aさん「………」

という感じになっていました。


どういうことが言いたいかと言うと、
過去のAさんというフィルターでAさんのことを考えているため、全く今のAさんを見れていないのです。

過去のAさんがこうだったというのは、確かに間違いがないかもしれませんが、今もそのときと全く同じとは限らないという大前提を捨てた状態であれこれ考えている状態になっていました。

当然、Aさんはその状況にフリーズしてしまい、気持ちが乗り切らないまま終了してしました。


他の地域でも、同じようにこれまでのゲストについてあれこれ考えてしまい、まったく話が全くぶれてしまっていることにも気づけずにいました。

そこで、2グループのうち片方のグループに1つアドバイスさせていただきました。

「あれこれ考えるのではなく、まずゲストの方から感じたことはなんですか?」

そのことについてシェアしていたチームが話し合って、最終的にプレゼンした内容を聴いたゲストの方は、今の自分自身のことを感じてくれていたことに涙され、とても喜んでいた光景を今でも覚えています。



2.自分の得意な表現方法を知る

もちろん感じるだけでは、グループワークとしては成り立ちません。

なぜなら、最終的にみんなの意見をまとめていくのに、感じたことを広げていくだけでは収拾がつかなくなるからです。

だからなのか、感じることしかできない人は、感じたことをそのまま表現できずに悩んでしまう傾向があります。

しかし、
実際に感じたことの中から考えて選択して、選択できるようになると、自然と表現したいように表現するようになっていく光景もたくさん目撃してきました。


たとえば、感じる力が抜群にあるMさん。
明らかに何か伝えたい想いがあるように見えても、それを表現することを極度に避けているように感じていました。

それが、しだいに自分が得意とする表現を認識しだしてからは、これまでとは打って変わって積極的に自分の想いを表現されるようになっています。


この1と2のことからぼくが学んだことは、
感じることだけが大事でもなく、考えることだけが大事なわけでもない。

両者のそれぞれの方にとってのバランスが整っていることが、自分が表現したいように表現する上で重要になってくる鍵なんだ
と最近は捉えています。

その両者のバランスを整えていくのに、
必須となるスキルが使い分けるです。


当たり前なのかもしれませんが、この言葉だけで言ってもなかなか伝わないのことが、お伝えさせて頂く上でとても歯がゆいです。

それでも、
使い分けるということがどういうことなのかが腑に落ちてきて、実践されていく方を目撃する度に、自分の中で立てた仮説が成り立っていることにますます確信できる日々です。



3.相手を通して自分の魅力を感じる

これは、今でははじまりのまち編でお伝えさせていただいている、すでにあるものを最大限活かすための心得のうちの1つになります。

相手の魅力はわかっても、自分の魅力のことはよくわからない。

でも、相手の中から魅力だと感じることがあったということは、そのことを魅力だと感じる自分自身がすでにいること。

それを使いこなせているかどうかは別として、
自分の中にある魅力がわかったとき初めてその魅力を発揮するか、しないかを選択できるように、使い分けることができるようになる。

ぼくはそう信じているし、参加者の方々と共にそれぞれの想いを表現していく中で今後どんなものが生まれていくのか?

その瞬間瞬間に毎回立ち会えることが、ぼくにとっては何よりも嬉しく、やりがいがあって、楽しみでもあります。