<<双方向のつづき

もちろん双方向の関係が成り立つこともあると思います。

が、それもある程度限られた条件で、ということが、ほとんどの場合大前提で成り立つのでは?

そのことを検証するにあたり、もし逆にどんなときでも成り立つという前提で考えてみたいと思います。

たとえば、
AさんとBさんがいて、
Aさんが
「東京駅に行くには新幹線が一番良い交通手段ですよ」
とBさんにアドバイスしたとします。

さて問題です。

BさんはAさんのアドバイス通り従ったら、良い感じで東京まで行くことができるでしょうか?

………

……



正解は
ありません(笑)

なぜなら、
良い感じに東京駅まで行けるかどうかは
時と場合によるから
です。

たとえば、
AさんとBさんが住んでいる家が近くて…

Aさんが良いと感じた時期とBさんが出発するタイミングが同じで…

同じ座席で、周りの人も同じ人が乗り合わせて…

新幹線が順調に動いていて…

などなど、外的要因を挙げればきりがないですが、それらがほぼ一致していて、かつ、お互いの『良い』と感じる感覚が同じである。

などという条件をクリアしなければ、本当にAさんにとって良いと感じたことがBさんにとって良い、とは言い切れないのです。

もし○○だったら
という想定ができる時点で。


この『誰かにとって良いことが他の人にとっても良いとは限らない』という話は、他にいくらでも例題をあげることができます。

たとえば、以前記事でアップした箸の話もその一例に過ぎません。

どんなに箸が便利だからといって、みなさんはコップに入った水を飲むという行為のために箸を使いますか?

おそらくは特殊なケースを除いてNoではないでしょうか。


改めて考えてみれば簡単にわかることでも、
《他の人にとって良いものは自分にとっても良い》
という思考パターンが形成されていると、
ドツボにハマりやすくなるのです。

もちろん気が付かないうちに。